第53回 埼玉県居合道大会
7月8日「土曜日」に埼玉県立武道館・主道場にて、行われました。
当日は猛暑で主道場の床がべた付く悪条件の中、段位別、老若男女
を問わないトーナメント方式で行われました。
「試合方法」
（１）四段以上：古流２本、全剣連居合から指定技３本（当日指定）
（２）二・三段：古流１本、全剣連居合から指定技４本（当日指定）
（３）初段以下：全剣連居合から指定技５本（当日指定）
春日部居合同行会稽古参加メンバーからは初段部以下の部で、岸本女史
が1回戦3：0→2回戦3：0→と勝ち進み3回戦で惜しくも敗退したものの
ベスト16に入りました。
二段の部で優勝こそ逃しましたが、全国制覇を目論むリックさんが準優勝、
三段の部は小松女史が3位と健闘しました。
六段の部では安藤先生が入賞を逃したものの、ベスト8入り、
七段の部では深田先生が準優勝されました。
おめでとうございます。
三段の部3位の小松女史
二段の部2位のリックさん
七段の部2位の深田先生
大竹先生より、宮本武蔵の一文を教えて頂きました。
先生、ありがとうございます。
太刀の道と云ふ事
太刀の道を知ると云は、常に我差す刀を指二つにて振るときも、道筋よく知りては自由にあるものなり。
太刀を早く振らんとするによって、太刀の道逆ふてありがた肱し。
太刀はふり能き程に静にふる心なり。
或は扇、或は小刀など使ふやうに、早く振らんと思ふ事によって、太刀の道ちかいてふりがたし。
其れは小刀きざみと伝ふて、太刀にては人の切れざるものなり。
太刀を打ち下げては、あげよき道へ上げ、横にふりては横にもどりよき道へもどし、如何にも大きに肱を延べて、強くふること、是太刀の道なり。
我が兵法の五つのおもてを遣ひ覚ゆれば、太刀の道定りて、振りよき所なり。
能々鍛練すべし。
現代語訳
太刀道を正しく、刀を振れるということは、自分の刀を右手の小指と薬指だけ絞めて握ったとしても、自在に振れるものだ。刀を早く振ろうとすると、太刀道が悪くなって振ることが出来ない。
刀は自分が振って丁度良い調子で慌てることなく、静かな心で振るのだ。
扇や小刀を使うように早く振ろうと思うと、太刀道は狂う。
これは小刀刻みと呼ばれている姿で、刀で人を斬る、など出来るレベルではない。
刀は打ち下げては、正しい道筋で上げ、横に切っても横に正しく戻し、大きな振り方で肘を伸ばし、強く振ることが重要だ。
二天一流の5つの表技を使い覚えれば、太刀道は定まり、正しく振れるのだ。
良く鍛錬せよ。
息を吸ったら静かに吐いて、指で引くな腕で引け
秋の落ち葉の散るごとく、闇夜に霜の降るごとく
４日27日、先日の昇段審査の合格証書授与式が行われました。
清々しく美しい青空が稽古場を包み、お二人を寿ぐようでした。
大竹先生より、リックさんへ
安藤先生より、見上さんへ
✨改めて二段合格おめでとうございます✨
リックさん、三上さん
2段審査合格しました！
おめでとうございます‼️
3月12日少し早めの春らしい暖かな中、新役員選出のため臨時総会が開かれました。
場所は親睦会も兼ねて、和食レストラン天狗にて行われました。
役員選出も無事に終えて、普段通う曜日等によりあまり会う機会の無い会員同士の交流にもなり、食事やお酒もあって賑やかな会となりました。
新会長、野口さん
新副会長、永島さん
新事務局長、吉田さん
相談役、大竹先生、安藤先生
これから宜しくお願いいたします。
また、藤間先生3年間に渡る会長職ありがとうございました。
詳しい決定事項に関しては、2023臨時総会議事録を参照して下さい。
