春日部居合同好会会員の部屋

春日部居合同好会会員の情報交換広場です。

訃報


残念なお知らせです!
  5月21日早朝、池野先生がお亡くなりになりました。通夜は行わず、家族葬の告別式(5/26(火))のみ行うそうです。
 香典は池野先生の遺志で不要とのことです。
また、少人数であればご告別式後に自宅での焼香を奥様よりご了承頂きました。香典不要との遺志で春日部居合同好会としては何もできませんが、告別式後にはご焼香だけでもさせて頂きたいと考えております。

昨年9月には既に体調が優れない状態でしたが、それでも、居合、剣道、スキー等、元気そうにしておられました。残念でなりません…
池野先生へのご生前への感謝を申し上げるとともに、謹んでお悔やみ申し上げます

 

私が(HP管理人)最初にお会いしたのは4年前の2016年5月でした。その時の印象は 白髪頭に神経質な少し怖そうな感じでした。  
運動不足なりがちなので何か運動をと考えていた時、武道館に居合同好会の張り紙を目に し連絡先は池野先生だったのです。  
稽古は日曜日・水曜日・木曜日と少し無理して参加しました。暫くして、池野先生・増田 先生・梅沢先生が昼食会を模様すので来ないかと誘われたのです。天狗のランチでしたけど、 色々と話が進む中、池野先生が「ノーブレス‐オブリージュ」は知っていますかと質問され私は初 めて聞く言葉に戸惑いました。
「高貴さは義務を伴う」との意味だという事が後で分かり日本の 武士道精神「惻隠の情」に近い考えなのかなと私なりに解釈してますがいまだに本当の意味 は理解していません。  
池野先生は4月にコロナ禍で体育施設が使用中止なるまで元気に稽古場予約や剣道連 盟の仕事など精力的に活動していました。  稽古においては論理的な回答が出るまでしつこいほどくりかえすので少し疲れることもありまし たが、高齢になってからの居合稽古なので私には大変に役に立っていることを再発見したところ です。  冬になるとスキーのため、稽古を休むことのない先生が稽古場の鍵当番を押し付けることが しばしばあり、疑問を呈しました。その時の回答は「居合のためのスキーでスキーのための居合 稽古」と答えていたのがとても印象的でした。  日本人古来の普遍的価値として居合稽古の精神として「ノーブレス‐オブリージュ」を忘れな いことが池野先生にたいしてのお礼と思っております。

『ノーブレス‐オブリージュ【(フランス)noblesse oblige
身分の高い者はそれに応じて果たさねばならぬ社会的責任と義務があるという、欧米社会における基本的な道徳観。もとはフランスのことわざで「貴族たるもの、身分にふさわしい振る舞いをしなければならぬ」の意。』出典goo辞書より。

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